西尾浩一/Pro Ballroom Dancer

社交ダンスのプロをやっています。
練馬駅徒歩0分の武田ダンススクールに勤務
現在JDC(日本ダンス議会)ボールルーム(スタンダード)A級、東部チャンピオン
目指すは当然世界チャンピオン。でもまずは日本チャンピオン。

休日は主にミュージカル鑑賞。東宝・劇団四季・宝塚、その他何でも観ています。
ショーが始まる時の感動、クライマックスの鳥肌。それを体感し自分のショーにも取り入れられるよう、趣味も勉強も一緒になって向かっております。
そんなショーの中でも踊っているダンスを踊りたいという方は是非一緒に楽しみたいで

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「リアル10DANCE舞踏会 Vol.2」2人が踊る「理由」。視線。

6/17(日)、西新宿にある「Glade Park」にて漫画「10DANCE」のイベント「リアル10DANCE舞踏会 Vol.2」が開催されました。昨年の9月の初めての企画として行われた「リアル10DANCE舞踏会」は予想以上の大成功を納め、今回の2回目はたくさんの方の再演希望を受けての開催となりました。もちろん僕たちとしても是非実現したかった第二弾です。前回公演を見ていただけなかった方々のための同内容のA公演と、その内容を踏まえ更にパワーアップした内容のB公演とC公演という3公演を満を持してお披露目となりました。見に来てくださった方は400人以上。今回も大成功です。一番の目玉である男性同士のダンスショー。ここで一つ大切になってくるのが、「ホモ」や「ゲイ」と言う言葉でイメージするようなショーではないということ。それが良いとか悪いとかではなく、やはりなんだか違うのです。一応僕としてはどんな恋愛の形もまぁあるだろうと、自分なりに先入観のないフラットな感覚でいるつもりではあります。ですが、感覚としてないものはない、理解できないものは理解できない。それは否定という意味の「理解できない!」ではなく自分にその理解の能力がないという意味の「理解できない」です。それでもまぁやろうとするのは、直感的に面白そうだったのと、何より僕のパートナーがその辺のことにもともと大変興味があり、ものすごい熱意があったこと。あ、それと何より自分がこの「10DANCE」の監修をしているからだった(笑)話が戻って、男性同士で踊るということ。これについて、ショー全体の感覚を一言で言うと「踊る相手がたまたま男性だった」と言う感じです。男性同士であること、またそれを題材にした「10DANCE」を表現していることに、今回このイベントに観にいらっしゃった方の理由があると思いますが、踊る側としては女性と踊っている時と同じように踊るのであって、「自分は男性が好きで、そしてそこに男性がいるから踊る」や「自分がわざわざ女性っぽくして、くねくねして踊る」は含まれていません。観にいらっしゃる方の話を聞くとどうやら、その辺は観ている側が勝手に想像するのだそうです。…ということを、ショーを作り上げる際に僕のパートナーが演技指導、演出指導する中でダンサーに厳しく徹底して伝えておりました。社交ダンス・競技ダンスはもちろん男女で踊るものです。それがもとです。男性が自分が踊りたい女性を誘い、もしかしたら最初はブルースのような簡単なただ揺れるくらいのダンスからかもしれませんが、とにかく現在のダンスにつながることをしていた。その2人の「いい雰囲気」がだんだん大きくなって、更にダンス自体の技術も発展して、いわゆるダンスになった。ここで言う男女はやはり、その2人の間に「愛」や「愛情」がある2人と言う意味です。「優しさ」でも良いですね。仮にもともと2人の関係にそれがなかったとしても、ダンスをするならば「愛」を表現するのは必要なことです。踊りの理由がそれなので。僕が大学で競技ダンス部のパフォーマンスを初めて見た時の感想は「みんな、なんて仲がいいんだ」「みんな付き合っているのかな」でした(笑)ま、実際に仲は良かったけど、全部のカップルが付き合っているわけではなかったし、そんなに仲がいいわけでもない人もいたし、練習中で言えばそりゃ喧嘩もする人もいました。でも男女がこの近さで踊っていれば「2人はいい感じの仲だ」ということの理由になる。「男女2人の間に愛があるのでダンスを踊る」が普通の認識としてみんなの中にある時、「男女が踊っていれば、その2人の間には愛がある」が発想として出てくるのは自然なこと。さて、男性同士で踊るということ。男性2人がただ並んでいる時、基本的にはその2人の間にいわゆる「愛」があると思う確率は低くなると思います。もちろん現代はだいぶそういう認識が増えて来たと思いますが、基本的には少ない。男性同士で踊るということには、相当説得力のある「踊る理由」を見せなくてはいけません。それでも、片方がやたらなよなよして女性っぽくするのは今回の趣旨に合いません。男性同士を表現するのだから。自分はあくまで男として、目の前に「好きな人」「愛情を注ぐ人」を見ているということが大切。・・・・と、先述した通り僕のパートナーが言いました。なるほど。普段自分が好きな女性にするように見て、接して欲しいと。なるほど。お互いが好きな気持ちを持っている時、当然どちらかが主導権を握ったり、パワフルだったり、寄り添うのが得意だったりするでしょう、2人の人間だという関係上。それが一般的には「男性」をイメージしたり「女性」をイメージしたりすることに繋がるのもあるかもしれません。この話を応用すれば、男女で付き合っている2人でも、あるカップルは主導権の弱い「男性」と主導権の強い「女性」という組み合わせだということもありえる。男性、女性というものを取っ払って、その2人の関係にだけ目を向ける。意外とこういうことで愛情は浮き彫りになるのかもと、その瞬間思いました。好きな「男性」・好きな「女性」というものが、好きな「人」に変わる。美しい「男性」・美しい「女性」というものが、美しい「人」に変わる。ただ、一般的に男性同士が普通に視線を交わしているだけでは「いい感じ」は見せられないのではないかと思います。自分たちが普段女性対にして見せている以上の何かがないと、「踊る理由」を見せられない。普段のダンスの演技では、相手が女性であるがゆえに見る人には自然に愛の表現として捉えられて、なんとなくそれに頼ってしまうところもあります。男性同士で踊る理由になるほどの、視線のやりとり。男性同士で踊る理由になるほどの、相手への近づき方。男性同士で踊る理由になるほどの、相手への触れ方。それをきちんとやらないとこのダンスは説得力のないものになってしまうんです。普段以上に細かな部分への神経の使い方が必要でした。とても深い感覚。それは自分たちの今までのダンスまでも改めさせるものだったと思います。漫画「10DANCE」のイベントというエンターテインメントな形で、見に来ていただいた方には漫画「10DANCE」を通して僕たちの競技ダンスを知ってもらい僕たちは競技ダンスを通して漫画「10DANCE」の世界を理解する。ファンの皆さまはかなり熱烈な方達ですので、僕たちもその熱量に負けないように、期待を超えられるようにとする。こういうものを徹底的に経験した後、まだまだ自分たちの踊りも、男女として深く表現できるところが見つかって、今とても踊りたい。自分たちの磨いたダンスの技術と表現は、当然僕たちのプロダンサーとしてメインの競技会で発揮され、デモンストレーターとして発揮され、このようなイベントの時に生かされる。僕たちのダンスがいろんな形といろんな場面で皆さまを楽しませることができるのは幸せです。皆様に楽しんでいただいた今回のイベントも、僕たちにとっても刺激がたくさんで、ある意味一度ダンスをぶち壊して、残った本質に改めて気づいて、なんとも貴重な1日でした。さて

情報公開!about 「リアル10DANCE舞踏会」

いよいよ情報が公開されました!「リアル10DANCE舞踏会」の詳細です。こちらにてご確認くださいませ。↓イベントホームページ前回の大反響はもちろん僕たち出演者側&運営側は理解しておりますから、なるべくベストなタイミングでなるべくたくさんの方がご参加いただけるボリュームでなるべく皆様が楽しんでいただけるような形でそして僕たちとしてはこの「10DANCE」という漫画を通してダンスの少し新しい世界観を通して、僕たちが楽しみ、そして競技ダンス(ボールルームダンス)の楽しさをも皆さんに知っていただけるようにとしっかり準備しております。ですのでこの3公演!A公演 第1回の「リアル10DANCE舞踏会」のリバイバルB公演 競技ダンス自体をより深知りたい方のため。競技会形式のショー披露。C公演 漫画「10DANCE」をより深く知りたい方のため。制作秘話や作品解説。全て趣旨の違うものをご用意しております。また、当然どの公演を観ても・生原画展示 ・特製オリジナルペーパー配布 ・社交ダンス体験コーナー  ・男性ダンサー同士によるダンスショー ※A公演はVol.1と同様のショー、B&C公演は新作ショーこちらのものはしっかりと観られるようになっております。まだまだここからより細かなところまで皆様が素敵な時間が過ごせるよう調整中です。さて、「リアル10DANCE舞踏会」の更にちょっとした話は、アメブロの方で後ほど書きたいと思います・・・。

振り付け中…。