ボールルームの上半身
このダンスを踊るときに、やはり紳士淑女のダンス、それはそれは素晴らしい姿勢でいるわけです。
特に首から肩にかけてのライン。
見た瞬間から只者ではない感じというか、細く長く、永遠に続きそうな線。
そう想像させるものがとにかく美しい。
その姿勢もあって汗は必ず首の後ろ側を流れます。
始めはこのラインを保つのが大変ですがだんだんと慣れてくる。
そして両手はお互いをホールドするために空間に一定にキープ。
こちらもその肘までのラインがどこまでも伸びいていく感覚。
でもこのある程度のルールの中で
今度は
肩甲骨の下の筋肉を自在に操る。
パントマイムのように手を残して、見ている人にはわからないような、激しく、でも優しい筋肉の使い方。
どんなに動いても基本は紳士淑女のように見えるように、やはり首と肩のラインは静かに。
優雅な音楽の中で踊るボールルームダンス。
その雰囲気は壊さず、最大限の体の動きで音楽の演奏とパートナーとの対話をドレスの中で繰り広げています。
二人にしかわからないボディトークは、見ている人に伝わるときには優雅なボールルームダンスに。
どれだけこの上半身の部分を操れるかで、ダンスのダイナミックさ、足の振りの大きさ、観客を引き込む魅力というのが変わってくると思います。
そして何より二人の対話が楽しくなる。
これからもそんなダンス追求したいと思います。
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